【出生とみあかしとの関係】
木鬼一族の二番姫として生まれるも、焔鬼の一族と政略結婚に出される運命を嫌い、あまり家に居つかない生活を送るようになる。
実家がみあかしの支配する土地の中にあったことから、彼と知り合いになり、家から逃げるように彼の家に長く居座る。
かつてのみあかし（九尾時代）を知らず、一方で一族の長者たちはそれを知っている為、椿が度々彼を訪ねていくことが快くない。

【木鬼とは】
木鬼はかつて、人間に富と栄誉をもたらすと言われ、特に農作物の豊作を願う祭りごとの憑代に
その角（一見して木の枝のようなもの）が用いられることが多く、数多の木鬼が人間の手によって殺された。
そのため、元々少なかった木鬼の数はますます減り、今では椿の生まれた本家、そして三つの分家と
散在する混血鬼がいるに留まる。そのような過去もあり、仲間意識がとても強く、警戒心も強い排他的な集団となった。